めまいは大きく分けて、ぐるぐる回るような感覚のある「回転性めまい」と、ふわふわと浮遊感のある「動揺性めまい」の２種類があります。

これらのめまいの違いはめまいの原因となるところが違います。

回転性めまいは、からだがどれだけ傾いているかを感じる内耳に原因があります。ストレスやホルモン異常、アレルギーやウィルス感染など内耳での炎症が原因だといわれています。また、脳血管疾患でめまいが起こることもあるといわれています。

動揺性めまいは脳の平衡感覚を司っている脳幹や小脳に問題が生じると起こると言われています。脳の障害といっても血流の低下やすこし機能が低下している程度であったりするため脳を検査しても以上が見つからない場合が多いです。

• 頭蓋骨の歪み

頭蓋骨は１つの骨ではなく、23個の骨がパズルのように組み合わさってできています。頭蓋骨と脳の間には「脳脊髄液」という体液が流れており、脳に栄養を運んだり、脳の老廃物を流したりしています。頭蓋骨の23個の骨の縫い目が歪むと脳脊髄液の流れが悪くなるとされています。その結果、脳に栄養不足や老廃物の蓄積が起こり、脳の機能が低下しめまいの原因となります。

• 頚部や頭部の筋肉のこり

脳への血流は、左右の椎骨動脈と頸動脈の４本の血管で保たれています。頚部や頭部の筋肉が硬くなると血管を締め付けてしまい血流の低下を引き起こします。脳への血流がていかすることで正常に機能できなくなり、めまいの原因となります。

• 栄養の問題

脳は人のからだの中で最もエネルギーを消費する臓器の一つです。そのエネルギーは細胞内のミトコンドリアで作られています。栄養に問題が出るとミトコンドリアの機能が低下し、生産できるエネルギー量がガクッと落ちてしまいます。特に腸内での慢性炎症があったり、ビタミン・ミネラルが不足するとミトコンドリア機能が低下しやすくなる為、常に疲労感を感じたり、全身の緊張が抜けなくなったりします。脳もエネルギー不足になる為機能が低下し、めまいを引き起こします。

当院ではまず初回にしっかりとカウンセリングと検査を行います。あなたのめまいの根本原因はなんなのか、原因となっている筋肉の硬さや関節の硬さ、頭蓋骨の歪み、栄養の問題などを見つけていきます。