ぎっくり腰とは?
こんにちは!
整体院ネイキッド理学療法士恒川です!
今回は、ぎっくり腰ついてお話していこうと思います。
ぎっくり腰というと一度は聞いたことがある単語ではないでしょうか。
実際になると地面を這って生活したり、動けない状態になったりして生活もままならない状態になってしまいます。
そんなぎっくり腰ですが、皆さんはぎっくり腰=治るまで動かしてはいけないと思い込んではいないですか?
安静がいいと思い込んではいませんか?
実際はどのようにしていけばいいのか皆さんにお伝えしていこうと思います。
ぎっくり腰とは
ぎっくり腰は、急性腰椎捻挫と診断されることがありますが、椎間関節の捻挫、筋筋膜性腰痛、仙腸関節痛など様々です。
ぎっくり腰はどのようにしてなるの?
ぎっくり腰は、急に痛みが出るため原因がありそうに感じますが、実際は様々な要因があるため原因を一括りにすることは難しいのが現状です。
実際患者さんからは、姿勢を急に変えたときや前かがみ、洗面所で顔を洗うとき、重い物を持つときなど様々です。
ぎっくり腰は治せないの?
原因が様々だと、ぎっくり腰は治せないのでしょうか?
原因によって様々なので、一括りにして言うのは難しいですが、ストレッチや運動によって治せるものも存在します。
それは、筋肉が痛みを出しているものです。いわゆる筋筋膜性腰痛と言われるものです。
これに関しては、ぎっくり腰になった初めは痛みを伴いますが、ゆっくり時期を追うごとに緩和していき、ストレッチやマッサージを受けることで筋の緊張が解けてより痛みが落ち着いてきます。
しかし、治せるものもあれば、当然整体では直ぐには治療できないものもあります。
それが
骨折
大動脈解離、大動脈瘤破裂
腫瘍、ヘルニアなど
硬膜外腫瘍など
これらのように緊急性の高い特徴があります。
これらの特徴として、時間や活動に関係なく激痛がある、胸が痛い、急に体重が減る、発熱がある、痺れるなどがあります。
これらの症状がある場合は、ぎっくり腰とは別の症状がある可能性が高いので要注意です。
ぎっくり腰になった場合はどうしたらいいの?
ぎっくり腰になった場合痛い=安静にしなければいけないと思う方が多いと思います。
しかし、実際は安静にしていると腰痛の治療効果が低くなると言われています。
米国医療政策研究局治療ガイドラインでは、
「腰痛患者における長期間の臥床、目的の明らかでない鎮痛薬の投与、診断のための不必要な検査を避け、その代わりに苦痛を最小限にし、早期に活動を再開、腰の障害を自然に軽快させるような安全で有効な治療法を行うべきである」と奨励されています。
では、「苦痛を最小限にし、早期に活動を再開、腰の障害を自然に軽快させるような安全で有効な治療法を行うべき」といいますが、運動はどうでしょうか?
ぎっくり腰に対する運動の効果は?
ぎっくり腰になってしまって、安静にしすぎるのは良くないというのは分かったけど、運動はどうなんだという声が聞こえてきそうなので、運動の効果について説明していこうと思います!
運動の効果
急性腰痛(4週未満)は運動より、自然経過の方が軽快を示すことが多く概ね良好である。
急性腰痛の運動療法は、無治療群や保存治療と比べ疼痛改善が同様であり、普通通り生活するのが唯一の有益な介入であった。亜急性期腰痛(4週間~3ヶ月)は、運動療法とプラセボあるいは一般的な保存治療の比較では、運動療法の腰痛に対する中等度の効果や運動療法の復職に対する効果が示された。しかし、痛みや機能障害の改善には効果が不明であった。
慢性腰痛(3ヶ月以降)は、運動療法が腰椎可動域や機能障害の改善に効果があり、疼痛機能、健康状態、筋力および持久力も改善した。
引用 腰椎診療ガイドライン2019
ということなので、運動はぎっくり腰になったばっかの頃はあまり効果がなく、痛みが落ち着くにつれて運動の効果が高まってくるということだそうです。
なので、ぎっくり腰になったらまずは痛みのない範囲で、日常生活を送ることが大切ということが治すのには最適ということになります。
3日程度経過し、少しずつ動けるようになってきたら、医学的知識のある専門家に診てもらいマッサージや運動を少しずつ行うといいでしょう!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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